ジェネリック医薬品がお得です
2013.11.1更新

ジェネリック医薬品は、新薬(先発医薬品)の特許が切れた後に同じ有効成分で正続・販売される医薬品で、"低価格"なのが特徴です。

先発医薬品との違いは?
新しい医薬品の開発には、厚生労働省の承認が下りるまで10年以上の歳月と何十、何百億円にものぼるコストがかかります。これに比べジェネリック医薬品は、有効性や安全性が認められた成分で製造するので承認までの期間が短く、開発コストも安くすむため、薬の値段も20%から80%ぐらいに設定されているのです。
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表記している金額は、平成24年4月時点での調剤報酬中の薬剤費の試算であり、調剤技術料は含まれておりません。
処方された医薬品が特許期間中であったり、処方せんに変更不可の指示があった場合は、ジェネリック医薬品に変更できない場合があります。
 
効き目や安全性も大丈夫
ジェネリック医薬品について、「安くて本当に効き目はあるのか」「安全性に問題はないか」などと、心配する人もいるかもしれません。しかし、効き目と安全性は先発医薬品で保証済みのうえ、ジェネリック医薬品自体の開発にも厚生労働省が厳しい試験を義務づけており、それらに合格したものだけが販売を認められています。

どうすれば使用できるの?
まず「ジェネリック医薬品を使いたい」という意思を、医師や薬剤師にはっきり伝えてください。 そうしなければ、価格の高い先発医薬品を処方されてしまうこともあります。医師や薬剤師に自分の意思を伝えにくい場合、「ジェネリック医薬品お願いカード」などのカードを、診察券と一緒に受付窓口に提出する方法もあります。また、処方せんに先発医薬品の名前が書いてあっても、「変更不可」の欄にチェックがなければ薬局で相談して変更してもらうことも可能です。

ジェネリック医薬品に関する留意事項
薬の形や色、味は先発医薬品と異なる場合があります。 
すべての薬にジェネリック医薬品があるわけではありません。  
不安がある方は、短期間だけジェネリック医薬品に切り替える「お試し調剤」から始めることができます。
 

ジェネリック医薬品を検索するなら『ジェネリックガイド

 
編集協力:日本調剤株式会社
 
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