健診を活用しよう
2011.9.1更新
食事や運動、喫煙、飲酒などの生活習慣を見直すことで、あなたの健康は守られます。
そのきっかけとして、健診を上手に活用しましょう。
 
糖尿病などの生活習慣病は、初期には自覚症状がないことがほとんどで、症状が出たときにはかなり進行しているということも少なくありません。
定期的に健診を受けることによって、自分ではわからない身体の変化を知り、早めに対処することができます。年に一度、健診を必ず受けましょう。
検査結果が基準値ぎりぎりだったり、数値が徐々にまたは急に悪化した場合は、今の生活を続けると病気につながる可能性があります。
検査結果は数年分を保管し、健診を受けたら、異常があるなしに関わらず自分の数値とその推移をきちんと確認・分析しましょう。
保健指導では、医師や保健師などの専門家からあなたのライフスタイルに合った的確なアドバイスを受けることができます。あなたの身体の状態を改善するためのチャンスにしましょう。
また、医療機関を受診するように指示を受けたときは、早めに診察を受け、服薬などの医師の指示にしたがってください。
「要再検」と言われても、病気であると決まった訳ではありません。詳しい検査をした結果、異常がない場合も少なくありません。
たとえ異常が見つかっても、早期に治療を受ければ、身体的にも精神的にも経済的にも負担が軽減されます。
 
日本人の2人に1人は「がん」になり、3人に1人が「がん」が原因で亡くなると言われています。健保組合のオプション検診や自治体検診などを利用して、がんの早期発見に努めましょう。
乳がん検診や子宮頸がん検診については、対象年齢の女性に自治体から無料クーポン券が配布されています。
乳がん検診…40・45・50・55・60歳
 子宮頸がん検診…20・25・30・35・40歳
 
監修/東海大学医学部非常勤教授
ひらつか生活習慣病・透析クリニック院長
本間 康彦
 
8月号「タバコが招く こんな病気」
7月号「知っておきたい応急手当」
6月号「防ごう!食中毒」
5月号「こころのエネルギー、足りていますか?」
4月号「ウォーキング 歩数が増えるこんな工夫」
3月号「アンチエイジングで若々しく」
2月号「心が疲れているかな?と、思ったら」
1月号「上手なお医者さんのかかり方」
2010年の健康情報はこちら
2009年の健康情報はこちら
2008年の健康情報はこちら
2007年の健康情報はこちら