必ず受けよう健診
2008.5.1更新
       
いつまでもイキイキと元気でいるためには、健康が大切。そのために、今の生活を振り返り、改善できるところはしていきましょう。健診は、そのよいきっかけになります。
 健診結果は、日頃の食事や運動、喫煙などの生活習慣が反映されるライフスタイル成績表のようなもの。健診を受けないと、生活習慣病予防・改善のチャンスを逃してしまいます。忙しいからと後回しにせず、必ず受診しましょう。もし病気が見つかっても、早めに治療をすることで仕事への影響も少なくてすみます。
 また、健診前だけ、健診を意識した生活(例えば、お酒やタバコを控える、食事量を減らす)を送る人もいますが、それでは日頃の生活習慣が正しく評価に表れません。なるべく普段と同じ生活で健診に臨みましょう。
「異常なし」=今のままでよいということではありません。健診の時点では問題がなかったということです。数値の維持のために、生活習慣をもう一度見直しましょう。
・急に悪化した数値はないか?
・基準値ギリギリでないか?
・基準値内でも年々悪化していないか?
「要再検」の人は、必ず指示された期間内に再検査を受けましょう。「要再検」=病気ではありません。もう一度、異常があるのかを調べる必要があるということです。
健診の結果、医師や保健師などの指導を受けることになったら、そのチャンスを活かしましょう。あなたの今後の健康のために、専門家の指導はよい機会になるはずです。
 4月から40〜74歳の方全員を対象にした特定健診・保健指導が始まりました。メタボリックシンドロームとその予備群の人に対して、生活習慣改善の支援が行われます。
 この特定健診の受診率が悪いと、高齢者医療への支援金の額がプラスされ、みなさんの保険料が上がることもあります。必ず受診しましょう。
監修/東海大学医学部健康管理学教授 東海大学医学部付属病院健診センター長
本間康彦
4月号「ウォーキングでメタボを予防しよう」
3月号「その息切れ、COPDかも」
2月号「花粉シーズンを楽に過ごすには」
1月号「カゼをひいたら早めに対処」
2007年の健康情報はこちら